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社内研修会の開催【決算対策の優先順位を考えよう】

昨日は、RSM汐留パートナーズ税理士法人内で、決算間際にお客様にしっかりと決算対策(節税対策)をアドバイスできるようにという研修会が開催されました。

項目
内容
損金割合
キャッシュアウトの有無
換金性/
支出の効果
優先度
(主観)
生命保険に加入する保障が付く/大きく加入可能
100%・50%など

あり(単+次以)
換金○(ピーク時期)
全損:85%~90%、1/2:95%~105%"
★★★(退職金とからめることで効果絶大)
棚卸・固定資産・ソフトフェアの除却等帳簿価額を除却により損金計上、証跡資料を必ず備え置く
100%

なし

-
★★★★★
もれなく未払計上を行う給与やその他販管費(カード払等)
100%

なし

-
★★★★★
貸倒引当金・貸倒損失の計上
売掛債権に対する法定繰入率計上、貸倒要件等に留意
100%

なし

-
★★★★★
所得拡大税制の適用給与が増加した場合、時限措置
税額控除
なし

-
★★★★★
倒産防止共済に加入する年240万(月20万)・累800万が上限 
100%
あり(単)

換金○(40か月以降100%)
★★★★
家賃を年払いする短期前払費用の特例
100%

あり(単)
換金×/前払の性質
★★★★
備品を購入する少額資産の特例 @30万円未満/300万円が上限
100%

あり(単)

換金×/前払の性質
(不要なものは買わない)
★★★
決算賞与を支給する対象者は従業員
100%

あり(単)

換金×/従モチベーションUP
★★
太陽光発電設備の購入生産性向上投資促進税制の特別償却(今期のみ)、パネルを設置し20年にわたり売電収入
50%

あり(単)

換金△(20年)

RSM汐留パートナーズ税理士法人では、当たり前のことを当たり前にできるようにするということも目指しています。最近、おかげさまで他の会計事務所からお客様の引継ぎを受けることが多くなっておりますが、時々驚くほどサービスのクオリティが低い会計事務所や税理士法人に出会うことがあります。税理士、会計事務所と名乗ってはダメ!って思うことが多々あります。ちょっと過激な意見ですが・・・私は仕事には厳しいです。そのような会計事務所が業界にはあまりに多くとても残念です。残念ながら、お客様が税理士を選ぶ際には、税理士のサービスの内容やクオリティを判断することは難しいのだと思います。

例えば、上表についてですが、

・棚卸・固定資産・ソフトフェアの除却等
・もれなく未払計上を行う
・貸倒引当金・貸倒損失の計上
・所得拡大税制の適用

などの決算対策ですが、このように当たり前のように税理士法人のメンバーに確認をさせていますが、本当に当たり前のことなんです。節税対策なんて偉そうに言えることではなくてしっかりと行った上で決算を組むべきです。ただ、驚くべきことに、これらの処理をせずに税金をたくさん払っている中小企業が多く存在します。

税理士業界はこれから激動の時代に突入します。最近仲の良い税理士法人チェスターの代表社員の福留氏や荒巻氏と語り合うことがありますが、「本物」しか残らない時代となるでしょう。どんなに時代が変わっても世の中に必要とされる税理士法人、専門家集団になるべく、妥協を許さず精進してまいります。

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前川研吾 X(旧Twitter) RSM汐留パートナーズ 採用X(旧Twitter)
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